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義母の入院・介護体験談

義母の入院・介護体験談

 

30代アイコ さん

 

結婚して1年も経たないうちに、義母(68歳)が事故で意識不明になり、入院しました。集中治療室に入っていたのですが、義母は意識を取り戻すことなく、植物状態になりました。主人も、主人の兄弟も、急なことだったのですごく混乱している中、お医者さんに「このままだとあと1週間くらいだと思います。

 

胃ろう手術をすればもう少し長く生きられます。胃ろう手術されますか?」と聞かれ、よく考えもせずに二つ返事で「はい。」と答えました。義母の意識はもう戻ることはないと言われているのに・・・。

 

私は嫁で他人なので、決定権はなく、ただ主人達の意思に従いました。お医者さんは、胃ろう手術をしても7〜8年植物状態で生き続けた後に亡くなるケースが多いと言っていました。今思えば、残酷なようですが、胃ろう手術はせずに、あのまま亡くなられた方が良かったかもしれません。

 

胃ろう手術が終わってから、義母は完全介護の病院へ移りました。完全介護と言っても、着替えはこちらで洗濯して持って行かなければならないし、おむつもおしり拭きもこちらで買って病院へ届けなければなりませんでした。

 

最初は協力的だった兄弟のお嫁さん達も、次第にお見舞いにも来なくなり、長男の嫁の私が専業主婦で時間がたくさんあるからと言う理由だけで義母の着替えやおむつをすべて一人で用意することになりました。

 

私は主人とは年が離れていて、兄弟のお嫁さんの中でも1番若くまだ22歳だったので、介護用おむつなんて買ったこともなくて、売り場でどれがいいのか決められずにうろうろしたり、看護師さんに、おしりがかぶれてきているから「サニーナ」という薬用洗浄剤を買ってきてくれと言われ、それもまた見つけるのに一苦労しました。

 

介護用のおむつは意外と高いし、買うのもなんだか恥ずかしかったので嫌でした。病室は日を追う毎に異様な臭いになっていきました。失礼な言い方ですが、義母の吐く息や、おむつの臭いで充満していっているようで、ものすごく臭かったです。耐えられなくて消臭剤を病室に置くことにしました。その臭いのついた洗濯物を洗うのもかなり苦痛でした。

 

働いていないと言うだけですべてを押しつけられていることにすごく腹が立って、仕事へ出ようかとも思いましたが、今更働いても誰も助けてくれなかったら毎日の病院通いがただ負担になるだけだと思い、諦めました。

 

その後義母は病院を何度か移り、おむつも着替えも持って行かなくていいようになりました。8年経った今でも義母は生きていて、でも意識はないまま病院のベットに横たわっています。

 

主人と半年に1度お見舞いに行きますが、お見舞いの後、義母の姿に毎回むなしい気持ちが残ります。私も介護らしい介護はしていませんが、誰も面倒見るつもりもないのに、ただ生きてほしいからと後先考えず、安易に胃ろう手術を選択すべきではなかったと思います。意識はなくても耳だけは最期の時まで聞こえていると看護師さんが言っていました。

 

誰もお見舞いにも来てくれず、知っている声が聞こえることもなく、ただただ横たわっている毎日・・・。義母は一体どんな気持ちで生きているのだろうと考えると、なんとも言えない気持ちになります。